民放連会長、NHK「尖閣発言」問題に「事前に十分なコミュニケーションが必要」と指摘

09-20 admin

NHK放送センター=東京都渋谷区(鴨川一也撮影)

日本民間放送連盟の遠藤龍之介会長(フジテレビ副会長)は19日の定例記者会見で、NHKのラジオ国際放送で中国籍の男性スタッフが尖閣諸島(沖縄県石垣市)を「中国の領土」などと主張した問題について、「特に生放送の場合は、事前に十分なコミュニケーションが必要だ」と指摘した。

また、万が一原稿にないような発言が行われた場合には、「速やかに謝罪放送する体制を確認していくことが大事だと思う」と述べた。

この問題では、男性スタッフが8月19日の生放送中に、靖国神社で落書きが見つかったニュースを報じた後、「釣魚島(尖閣諸島)は中国の領土」「南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな」などと原稿にない発言を約20秒にわたって行った。男性は放送直前に、NHK側の担当者に原稿の内容について「個人に危険が及ぶ」と訴え、問題発言後は「日本の国家宣伝のためにこれ以上個人がリスクを負えない」と話したという。

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