WHO分類の政府和訳 性同一性障害→性別不合を採用 ゲーム行動症も

09-20 admin

世界保健機関(WHO)本部=2023年2月、スイス・ジュネーブ(ロイター=共同)

心と体の性が一致しないトランスジェンダーが障害ではないとの考えの広がりを巡り、政府が2027年の施行を目指す世界保健機関(WHO)の「国際疾病分類」最新版の和訳で、性同一性障害ではなく「性別不合」を採用したことが19日分かった。ゲーム障害として知られる症状は「ゲーム行動症」と訳した。同日の厚生労働省の専門部会で和訳案がおおむね了承された。

国際疾病分類は疾病、傷害および死因の国際的な基準で診断や統計調査などに用いられる。現在の分類は1995年に国内で適用された。最新の11版は2018年に公表され、22年に発効。国内で和訳作業を進めていた。

性別不合に関しては3月に関連学会が名称を「GID(性同一性障害)学会」から「日本GI(性別不合)学会」に改名すると発表していた。

ゲーム行動症はオンラインゲームなどのやり過ぎで日常生活が困難になる状態で、最新版で新たに加わった。

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