静岡・鈴木知事がJR東海に苦言 リニア工事残土置き場直下の断層未報告「信頼損なう」

09-11 admin

定例記者会見に臨む静岡県の鈴木康友知事=10日、県庁(青山博美撮影)

静岡県の鈴木康友知事は10日の記者会見で、JR東海が静岡市のリニア中央新幹線工事の残土置き場直下に断層がある可能性を把握しながら、県に報告していなかったことに関し「われわれとの信頼関係を損なうものだ」と苦言を呈した。JRには「情報を全て出してほしい」と求めた。

県が6日に開いた専門部会では、残土を置く計画がある場所の直下に断層があると委員が指摘。JR東海は2018年ごろ、断層がある可能性を把握したが、断層の有無は、残土を置く計画や設計に影響しないとして報告していなかったと説明した。

リニアを巡っては、岐阜県で工事現場付近の井戸で水位低下などが確認されたが、JRから県への報告が遅れた。

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